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20/01/13[青森山田 x 静岡学園]好対照の両者。令和初の選手権王者の座をかけて

青森山田の連覇か、伝統校・静岡学園の復権か

「青森山田さんは高円宮杯U-18ファイナルでも観させてもらっているが、スキがないし、点も取れる。普通のパスワークでは崩せない」

 静岡学園・川口修監督は決勝でぶつかる前年度王者に対して最大限の敬意を示しつつ、「ドリブルとパスの変化、特にドリブルのところでうまくこじ開けられれば」と、自分たちの最大の強みを押し出してチャレンジしていく意思を示した。

 対する青森山田・黒田剛監督は「前回王者といっても、今年のチームで出ていたのは二人だけ。連覇という感覚はないと思うし、自分たちはあくまでチャレンジャー」と語った上で、静岡学園については「伝統ある自分たちのサッカーを貫きとおしてきたチーム」と評し、その最大の武器であるスキルの部分については強い警戒心を表した。ただ、同時に「ああいう自分たちのやりたいことを貫こうとするチームには負けたくない。どういうサッカーにも対応できるチームを目指しているので」とも語り、「準々決勝の昌平、準決勝の帝京長岡とテクニカルなチームと当たってきたし、(高円宮ファイナルで対戦した)名古屋U-18はどこよりもうまかったから」と技巧派への“免疫”があることも強調した。

 展開的には静岡学園がボールを持つ時間帯が長くなりそうだが、「そこ(支配率で負けること)にストレスを感じることはない」(黒田監督)のは青森山田の強み。カウンターの罠を張って待ち受けつつ、サイド攻撃の繰り返しからセットプレーを獲得しての一発を狙っていく形になりそうだ。

 対する静岡学園は中央を固めてくる相手に対し、外から揺さぶりをかけ、伝統の強みであるドリブルでの仕掛けからのゴール、あるいは準決勝のようなPK獲得につなげたい。もう一つ重要なのは今年のチームが特に強調してきた守備への切り替え。カウンターが得意な青森山田に対し“奪、 われたあと”がポイントとなる。

 全国4千校の頂点を決する戦いは、好対照ながら明確なフィロソフィーを持つチーム同士の対戦。剛柔ぶつかり合う好勝負となりそうだ。

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