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20/01/13[静岡学園 1-0 矢板中央]劇的結末。最後の最後に打ち破った“赤い壁”

静岡学園、後半ATのPKが決勝点に

 試合後に川口修監督が発した「すごく苦しんだゲーム。矢板中央さんの守備にスキがなくて、なかなかこじ開けることができなかった」という言葉から、静岡学園が苦戦した様子がまざまざと伝わってくる。

 ここまで4試合で15得点を奪う攻撃力は今大会でも屈指。試合前から守備を固める矢板中央をいかに崩せるかが試合のポイントになるのは分かっていたが、「監督から『赤い壁になれ』と言われていた。全員がゴール前に入れば絶対に(得点は)入らない。自分たちでもゴール前では絶対に体を張ろうと言っていた」(長江皓亮)とフィールドに立つ10人が自陣でブロックを作った矢板中央の守りを崩し切れない。

 それでも、静岡学園は後方からのボール回しで相手を揺さぶり、ゴール前では個人技で決定機を作ると、22分にはペナルティーエリアの右外でパスを受けた浅倉廉が華麗な足技でDF3人をかわしてシュートを打ったが、GK藤井陽登がブロック。こぼれ球を狙った小山尚紀の一撃も藤井に阻まれた。以降もチャンスを作りながら無得点に終わり、浅倉は「人数をかけて守ってくる相手にシュートをブロックされたり、苦しんだ」と振り返った。

 後半も静岡学園が押し込みながら、1点が遠い展開が続く。90分以内での決着を狙った静岡学園は攻撃のカードを次々に切り、後半34分には途中出場の加納大の仕掛けから小山が決定的な場面を迎えたが、シュートブロックに入った長江の頭に阻まれノーゴール。90分+2分に放った田邉秀斗の一撃もポストに嫌われた。PK戦突入が濃厚となる中、90+4分には小山のポストプレーをペナルティーエリア内で受けた松村が倒され、PKを獲得。このチャンスを松村自らが右スミに決めると、直後にタイムアップを迎え、24年ぶりの日本一に王手をかけた。

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