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20/01/08[高校サッカー 静岡学園]うまいだけではない。快進撃を支える守備意識

 4試合で15得点無失点と快進撃を続ける静岡学園。

 U-18日本代表の松村優太(鹿島内定)は右サイドで包囲網を敷かれるが、そのぶん、手薄となった左サイドを小山尚紀が鋭い仕掛けで切り崩し、岩本悠輝はライバルの負傷で得た出場機会を生かし続けて今大会5得点。1回戦では相手のバイタルエリアが手薄とみるや、井堀二昭がミドルシュート2発を叩き込んでハットトリックを達成した。ほかにも高い身体能力でライン際を攻め上がる右SB田邉秀斗、元ボランチらしく偽SBとして外と中のスペースを使い分ける左SB西谷大世と、左右非対称のSBも面白い。攻撃は実に多彩だ。

 見逃せないのが、それらを支える守備意識だ。“うまいシズガク”の伝統を継承しつつ、現代サッカーに欠かせない攻守の切り替えが徹底されている。きっかけは今秋に参加したフェスティバル。昌平の攻から守への素早い切り替えを前にボールを保持できず「何もできなかった」(西谷)と衝撃を受けた。

 ボールを失ったあと、いかに早く回収するのか。その重要性をチームとして認識し、ハーフコート中心の練習でもプレスや奪い方を意識してきた。松村は今大会まだ無得点だが「チームの勝利が大事」と攻守における上下動を献身的に繰り返している。川口修監督は「選手権だけが目標じゃない。いい選手を育てて、欧州でプレーしてほしい」という思いを抱く。その世界基準で、悲願の単独優勝をつかみにいく。

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