日本代表・Jリーグ日本代表・Jリーグ

19/11/18[東京V 1-2 徳島]鬼門突破。“過去”を乗り越えた徳島

相手の土俵に乗らず。徳島が見せた柔軟さとしたたかさ

「互いに攻撃的なサッカー。どちらがボールを持てるかの勝負になる」と東京Vの永井監督は試合前に語ったが、徳島はそこで勝負をしてこなかった。「東京Vは後ろで[5-4]のブロックを作られるとなかなかゴールまでいけていない」(リカルド・ロドリゲス監督)と分析し、徳島はブロックを引いて守る戦い方を選択。当然、東京Vがボールを握って徳島陣内で試合を進めるが、「CBにボールを持たれるぶんには問題ない。押し込まれたらFWが相手のアンカーを消せば守れる」という指揮官の指示を忠実に実行した。

 縦パスを差し込まれる場面もあったが、ペナルティーエリア内への進入は許さず粘り強い守備で対応。攻撃では、序盤は押し込んだ位置からプレスをかけてきた東京Vの守備に苦しんだが、内田裕斗が積極的にボランチの位置でプレーしてボールを持つ時間を増やしていく。そして43分、中盤に上がった内田裕斗から左サイドでパスを受けた杉本が、野村とのワンツーからゴラッソを古巣のゴールに叩き込む。さらに後半開始早々、徳島に追加点。前半からサイドをオーバーラップした田向に対し、東京Vの左サイドの対応が後手になっていたのを徳島は見逃していなかった。「タム(田向)にボールが入ったとき、僕が横につけばもっとプレッシャーがかけにくくなる(野村) 」 。

 そのとおりの崩しから田向がクロスを入れ、河田のゴールが生まれた。

 2点のリードを得て、さらに守りを固めてカウンターの姿勢を鮮明にした徳島に対し、東京VはCKの流れから小池が1点を返したのみ。したたかに勝利を収めた徳島が、過去2年連続で涙を呑んできた味スタでJ1参入プレーオフ進出に王手をかけた。

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.