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19/11/12[鹿島 0-2 川崎F]劣勢でも勝つ。川崎Fが上回った勝者のメンタリティー

セットプレーとカウンター。川崎Fが逆転優勝に望み

 勝者のメンタリティーが勝負を分けた。J1リーグを2連覇しており、今季のルヴァンカップも制したばかりの川崎Fと、昨季にクラブ初のアジア制覇を成し遂げたものの経験者の多くが移籍した鹿島では、メンタルの強さに差があった。

 大岩監督就任以来、川崎Fには公式戦で1勝4分3敗と大きく負け越す鹿島は、1週間の準備期間で対策を徹底。ルヴァンカップ準決勝での対戦時に封じられたビルドアップを修正し、前半の終わり際に川崎Fを圧倒する。相手のミスに乗じて伊藤がシュートを見舞い、FKの流れからレオ・シルバのクロスが右ポストを強襲。つぎつぎとチャンスを作っていった。

 3連戦の川崎Fは運動量が上がらず、後半になっても鹿島ペースは継続。ドリブルで持ち込んだ土居からのパスをセルジーニョが合わせた場面では、車屋が間一髪のクリアを見せてしのぐなど、いつ鹿島が先制してもおかしくない展開だった。

 しかし、川崎Fは耐えながらチャンスを待つと、62分に山村がFKから起死回生のヘディングシュートを決め、リードを奪う。さらに71分にも相手のCKから守田、小林とつなぎ、最後は左ポストにはね返ったボールを長谷川が押し込んで、鹿島を首位から引きずり下ろした。

 鬼木監督は、劣勢に追い込まれながらも勝機を見出した選手たちの姿勢を讃える。

「苦しい時間が長かったが、その中でもスキを見て自分たちの持っているものを出せた」

 一方の鹿島は、近年の川崎F戦で最もいい試合内容だったが、失点への動揺を隠せず、勝ち慣れている相手のしたたかさに屈した。

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