日本代表・Jリーグ日本代表・Jリーグ

19/11/08[U17W杯]U-17の冒険、不完全燃焼のまま終幕

鳴りを潜めた“強気”。悔いが残る一戦に

 日本にとって、悔いが残る一戦となった。

 難敵ぞろいのグループDを2勝1分で首位通過し、意気揚々と迎えたラウンド16。森山佳郎監督が「ベスト16にピークを合わせる」と語っていたとおり、巧みな用兵術で大会中に選手の体調を整え、筋肉系のトラブルに見舞われた半田陸、セネガル戦で頭部を負傷した田中聡は先発外となったものの、西川潤らの主力を万全の状態で北中米王者・メキシコにぶつけた。

 ただ、想定外の出来事が起こる。開始直前に暴風を伴う、雷雨に見舞われたのだ。この嵐が少なからず、試合を難しくした。「試合前の豪雨もあり、普段と違う感じになった」と指揮官が話したとおり、日本の選手たちはメンタル面を乱され、浮き足立ってしまう。前からプレスにいけず、相手の攻撃を受ける展開に。

「前半の入りはかなり押し込まれ、いつもの強気な日本ではなかった」(若月大和)。修正ができないまま、0-0で前半を終えた。

 後半に入っても、日本の攻撃はかみ合わない。持ち直し、西川と若月のコンビでゴールに迫る場面も作ったが、決定機を作るまでには至らない。そして、これまでなんとかメキシコの攻撃をはね返していた守備陣が、57分に決壊する。警戒していたCKの流れから、最後はエウジェニオ・ピストに押し込まれた。

 1点のビハインドを背負った日本。反撃したいが、なかなか攻撃のリズムが作れない。中盤でのパス精度を欠き、イージーなボールロストが目立った。そこから速攻を浴びると、74分にはサンティアゴ・ムニョスに単騎で突破され、ネットを揺らされた。

 2点を奪われた日本は田村蒼生と唐山翔自をピッチに送り込むが、最後まで得点は奪えず0-2で敗戦。「上にいける気がしていたのでショックは大きい」(森山監督)。グループステージで見せた強さは影を潜め、2大会連続で16強敗退。過去最高の8強入りはつかめず“02ジャパン”の冒険は幕を閉じた。

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.