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19/11/08[鳥栖]昨季も終盤の直接対決で残留に結び付ける。その経験がアドバンテージに

 昨季と似た状況となった。残り4試合の段階でホームでの残留争い直接対決。「去年の長崎戦のようなバチバチの戦いになる」。キン・ミョンヒ監督の頭によみがえったのは昨年の同時期の記憶。昨季は第30節が終了した段階で16位。しかし、ホームでの九州ダービーに勝利し、残留圏へと浮上し、自動残留に結び付けた。

 この長崎戦はまさに死闘だった。激しい接触プレーの連続に流血する選手や負傷する選手が続出。それでもひるむことなく戦い切り、勝点3をつかんだ。「ひるむような選手はこの試合では使えない」と指揮官も昨季同様にこの決戦に“戦える選手”を求めている。

 今節は攻撃の要であるイサック・クエンカを出場停止で欠くが、3日に行われた練習試合・鹿児島でのベテランの奮闘ぶりを指揮官は高く評価。藤田、小林、高橋義の名前を挙げながら「試合に出られなくても粘り強くやっているのを見てシンプルにすごい。こういった選手はこういう試合では信頼できる」と話した。

 重圧のかかる大一番だが経験に長けたベテランたちを起用する可能性も示唆した。クエンカの欠場で技術的な色はやや落ちるが、逆に言えば、戦う色は濃くできる。残留争いの直接対決であることに加え、両チームのスタイルを考えるとフィジカルコンタクトが増えるのは必至。「そこで負けないのが大前提になるし、ホームなのでそこをより強調してもいい」(原川)と、この試合は戦術よりも気持ちが問われる。

 ただ、大事なのは勝ち急がないこと。「メンタル的にも戦術的にも不利な状況を作らないために失点しないことが一番大事」(小林)。0-0で推移してもいまの力なら後半に好機は作れるはず。昨季の長崎戦も後半の得点で勝ち切った。大一番を勝った経験が鳥栖にはある。目指すのは当時の心理を生かしての再現だ。

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