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19/11/04[清水 1-2 磐田]意地の宿敵撃破。 磐田の戦いは終わらない

清水にとって痛恨だった開始5分の退場劇

 試合前、ゴール裏の清水サポーターが4つの白星を浮き上がらせ、その横には大きなオレンジの星をかたどった旗、星をつかみ取る手も用意された。清水は、今季磐田に公式戦4連勝中。この50回目のダービーで清水史上初の5連勝になる、はずだった。

 だが、希望の光は試合開始直後に風前の灯となった。5分、磐田のGK八田の低い弾道のゴールキックが、清水陣内でワンバウンド。これが、スピードが落ちることのないイレギュラーバウンドとなり、ファン・ソッコが目測を誤ってしまう。それをルキアンは狙っていた。GKと1対1になりそうな場面で、ファン・ソッコが後ろからたまらず手を伸ばして倒し、一発退場。清水は残り85分を10人で戦うという、とてつもないハンデを背負うことになってしまった。

 そこから試合は一方的な展開に。清水もなんとか耐えるが、39分に小川大のクロスをクリアし切れず、藤川にリーグ戦初ゴールを決められて先制を許す。それでも、前半をこの1点に抑えたことで、立て直しの機会が与えられた。後半は立ち上がりから押し返す場面も見られ、50分には相手陣内でスローインを獲得。二見がいつものルーティンから助走に入ると、ロングスローがゴール前に矢のように飛ぶ。これに反応した大井がクリアを焦りオウンゴール。清水は力づくで試合を振り出しに戻すことに成功した。

 新たな白星は望めないかもしれないが、それでも清水にとっては10人での勝点1獲得は御の字。しかし、その思いも試合終盤に打ち砕かれてしまう。86分、左サイドでパスを受けたアダイウトンがルキアンに当て、そこから一気にスピードアップ。ゴール前に進入しリターンを受けると、勢いそのままにシュートをゴールに流し込んだ。

 清水が試合終了間際の失点で勝点を取りこぼしたのはこれで今季3試合目。ゴールの歓喜が“ぬか喜び”になる試合はもういらない。

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