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19/11/04[川崎F 2-1 広島]マギーニョ執念の決勝点 。死んでいなかった川崎Fの目

起死回生。そこにいたのは痛恨のミスを犯していた男

 負けられない試合だった。優勝争い、そしてACL出場権争いを考えたとき、トップ3を追う両者にとって何より必要なのは勝点3。互いに勝利だけを目指し、結果にこだわって上位対決に臨んだ。

 立ち上がりは川崎Fが前に出る。広島のプレッシングをいなしながら、時折背後へロングボールを供給して相手の守備網を打破。21分には分厚い攻撃で相手を押し込み、中村の落としを受けた田中が「打つことが大事」と右足を振る。強烈なシュートがポストとGK大迫の背中に当たってゴールに吸い込まれ、川崎Fが先制に成功した。ただ、ビハインドを負った広島も黙っていない。失点にひるむことなく、川崎Fのお株を奪うポゼッションサッカーを披露。前半の終わりにかけては二つの決定機を演出した。決め切れなかったが、徐々にペースを取り戻していく。

 後半に入ると「勝点3を取るためには2点を取らなければいけなかった」と城福監督は、決定力のあるレアンドロ・ペレイラを前線に投入。強気の采配で王者を追い込んでいくと、82分には相手のミスを逃さなかったペレイラがDFとGKをかわしてゴールを奪い、試合を振り出しに戻した。

 残り8分+アディショナルタイム。流れとしては広島に傾いていたと言える。だが、「チームメートの目は死んでいなかった」(奈良)。失点から2分後、勝利をあきらめない川崎Fは、阿部のクロスから、最後はゴール前に走り込んだマギーニョが右足を一閃。2分前に失点につながるミスをしていた男が起死回生の一撃を突き刺して勝ち越しゴールを奪った。

 これで試合は決着。勝点を3つ積み上げて前進したのは4位に浮上した川崎Fだった。

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