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19/10/20[G大阪 2-2 川崎F]優勝目指す川崎F、痛みを伴うドロー

同じ痛み分けでも、痛みの強さは川崎Fが上回る

 宮本体制下では過去2戦2勝。川崎Fに対して相性がいいホームチームは現実主義を前面に押し出し川崎Fを迎え撃った。渡邉の相棒に小野瀬をチョイスしたのは前線からの守備を重視するがゆえ。開始5分での先制点は藤春が左サイドで登里のボールを引っかけたことがきっかけだったが、小野瀬のシュートがバーに嫌われたこぼれ球を渡邉が蹴り込んでG大阪が先手を取る。

 追う川崎Fだが前半はボールを握りながらも最終ラインに5人を割き、割り切って守ってくるG大阪に手こずる時間が続く。ケガから先発復帰した大島の存在によりボールの動きはスムーズだが、最終局面でレアンドロ・ダミアンに対して三浦が好対応を見せた。

 1点差で折り返した後半、最初に動いたのは川崎Fだった。中盤の構成を変化させ大島が前方でプレーし始めると、G大阪は防戦一方に。51分には車屋のクロスをダミアンが競り、そのこぼれ球に大島が合わせて同点。63分には右サイドで効果的なプレーを見せ始めた家長を起点にサイドを崩し、最後はダミアンが三浦を振り切って川崎Fが逆転する。

 2連覇中の王者が地力を見せ始めたかに見えたが、速攻に活路を見いだすしかなかったG大阪は途中出場のマルケル・スサエタが起点となり、小野瀬がクロスで倉田の同点ゴールをお膳立て。しかし倉田は登里と激突し、両者が負傷交代するアクシデントが発生する。

 プラン外の交代を強いられた両者だが、川崎Fはその後決定機で家長がシュートミス。後半はほぼ一方的な展開だっただけに、悔やまれるドローとなった。

 形の上では勝点1を分け合う“痛み分け”だが、痛みの強さは明らかに川崎Fのほうが上回る結果だった。

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