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19/09/17[千葉 2-1 水戸]苦しむ千葉県のた めに。ジェフが見せた闘魂

クレーベが殊勲の2発。千葉、7戦ぶりの勝利

 台風15号災害の影響でいまも一部停電が続く千葉県にあるフクアリで行われた一戦。『立ち上がれ千葉 みんなで乗り越えよう』、『千葉県の一日も早い復興をお祈りします』。千葉、水戸の両ゴール裏には復興を願う横断幕が掲げられた。

 スタジアムを一体とする力を持つサッカーの素晴らしさを感じながら始まったゲームは、ボールを保持しながら為田やクレーベの個の力で打開を図る千葉に対し、水戸は浅い千葉の最終ライン裏を突く形を鮮明にしながらも、小川に効果的にクサビを入れながら多彩な形で千葉ゴールに迫る。最初に狙いが実を結んだのは水戸。31分、右から左へ斜めに走り込んだ福満に向け、黒川がDF裏へ絶妙なボールを落とす。

 福満はドリブルでタメを作りながら、最後は丁寧に横パス。そこに走り込んだ前がしっかりとネットを揺らした。千葉の反撃は39分。エリア外で茶島の落としを受けたクレーベが右足を一閃。強烈なドライブ回転がかかったシュートはバー下をかすめながらも枠に収まり、チーム得点王のゴラッソで同点に追い付く。

 後半序盤に主導権を握ったのは千葉。すると60分、逆転ゴールが生まれる。ンドカに倒されて得たPKをクレーベ自身が落ち着いて決め、千葉が勝ち越しに成功。「いろいろな負け方を経験してきて、みんな集中していたし、気を抜くことなく戦えた」と米倉が語るように、6戦勝利から遠ざかっていたこの日の千葉はここからが違った。攻撃的な交代カードを切りながら攻勢を仕掛ける水戸に対し、誰一人サボることなく、高いインテンシティーを見せて対抗。特に新井、増嶋の両CBは尻上がりにパフォーマンスを上げ、終盤は5バックで守りを固めて、逃げ切りに成功した。

 千葉にとって実に7戦ぶりの勝利はJ2残留争いから一歩抜け出す貴重な一勝。対する悲願のJ1初昇格を目指す水戸は下位相手に自動昇格圏から一歩遠ざかる痛い取りこぼしとなった。

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