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19/09/10[東京V 4-0 山口]全4得点演出。パライバ衝撃デビュー

攻撃的な山口に落とし穴。東京Vが手にしていた速攻という武器

 山口の中盤は三幸がアンカー、その前に吉濱と山下が並んだ。見るからに攻撃的。霜田監督の狙いは「ヴェルディはGKも含めてビルドアップしてくる。ただ単にプレスにいくだけでは回されてしまうので、山下と吉濱も積極的にプレスに関わって彼らのストロングポイントをつぶし、そこでボールを奪う」ことにあった。しかし、これが裏目に出る。確かにそのハイプレスは東京Vを苦しめ、立ち上がりは山口が優勢に立ったように見えたが、そこが落とし穴。連続で得たCKで攻撃姿勢が強まる山口を、電光石火のカウンターが襲う。

 10分、新加入のジャイルトン・パライバが爆発的なスプリントで駆け上がると、GKとの1対1を制し、シュートをゴールネットに突き刺した。

 この日が日本デビューとなったブラジリアンアタッカーの勢いは止まらない。19分にはスピードに乗ったドリブルで右サイドをぶっちぎり、グラウンダーのクロスで井上の追加点をアシスト。さらに後半立ち上がりの47分、左サイドからドリブルでペナルティーエリア内に進入して菊池のファウルを誘発し、レアンドロにPKをプレゼント。そして55分にはセットプレーの流れからエリア内左でボールを受け、右足でコントロールショットを流し込んだ。

 山口も攻撃的なカードを次々に切り、東京Vをゴール前に釘付けにする時間を作ったが、GK上福元を中心にゴール前で体を張る東京Vの守備を破れず、逆にカウンターからあわや5失点目の場面も多発。攻撃的なメンバーを並べて前がかりに攻めたが、前線を突破されると守備はあまりにもろかった。「リーグ戦では目の前の勝点をしっかり取らなければいけない。現実的な戦いも踏まえながら次の準備をしたい」と霜田監督は沈痛な面持ちで語った。

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