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19/09/10[長崎 1-0 福岡]長崎、福岡が動いたスキを逃さず

 福岡は本意ではない前半となったが、それが逆に長崎を苦しめた。立ち上がりからボールを握る長崎に対し、ブロックを形成し、スペースを消す。「あれだけ引かれると難しい」と徳永が言うように長崎は強固なブロックに手を焼き、決定機は29分にクロスから呉屋が頭で合わせた一度のみ。しかし、「攻撃の部分で少しリスペクトし過ぎた」(久藤監督)ことで福岡はボールを保持できず。高い位置に最終ラインを敷く長崎の背後を突こうとするあまり、長いボールが多くなってしまった。

 ただ、この展開で焦りを感じてしまったのは長崎だった。前半はボールを保持しながら全体が押し上がっていたが後半は得点を奪いたい焦りからカイオ・セザールがボールより先に前線に突っ込んでしまう。「距離感が前半と後半で違った」と秋野が言うように長崎は間延びし、福岡は前半とは打って変わって効果的なカウンターを繰り出していく。

 動きが出てきた福岡だが、そこで穴を作ってしまった。

「後ろも同じスピードでいければあのような穴は空かなかった」(加藤)、直前に選手交代していた福岡はスライドにズレが生じる。69分、それを秋野が見逃さずにボランチ2枚、3バックの間に見事なスルーパスを通し、呉屋に渡るとこれを沈めて長崎が先制する。その後も福岡が猛攻を続けたが最後まで得点は奪えず。長崎は福岡の強固な守備に苦しんだが相手が動いたときに生まれた一瞬のスキを勝点3へと結びつけた。

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