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19/09/10[ルヴァン 広島 1-1 札幌]再びロペス 。札幌が新たなステージへ

広島、最後までフィニッシュの問題を解決できず

 試合開始早々の9分にアンデルソン・ロペスの左足がゴールネットを揺らした。第1戦を3-2で勝利している札幌がさらに有利な立場に立って第2戦を進めていく中、広島は焦ることなく札幌の守備網を揺さぶろうと努めた。シャドーの東が効果的なフリーランニングを続ければ、川辺は非凡なパスセンスを披露。試合前日に負傷し欠場となったレアンドロ・ペレイラに代わって1トップに入った渡の下にチャンスが訪れる。しかし、渡をはじめとしたこの日の広島攻撃陣はフィニッシュの問題を抱えていた。

 得点を奪うことができずに前半を終えた広島は、後半に青山とハイネルを入れて勝負に出た。札幌も早坂を入れてディフェンスラインの安定を図った中、後半が始まったばかりの49分にGK菅野のミスを逃さなかった渡のゴールで広島が同点に追い付く。あと1点で広島が勝ち上がれる状況になり、試合の流れは大きく傾いた。中盤でタクトを振るう青山の影響力も大きく、広島が攻めて札幌が守る構図で後半は推移していったが、広島はフィニッシュの問題を解決できなかった。

「勝利しようという努力はみんなしていた」(野上)。選手個々が強い意志を持ってゴールへ向かった。

「内容に関しては胸を張っていい」(城福監督)。チームとして狙いどおりにチャンスを演出することもできた。しかし、中央に人数をそろえて守る札幌のゴールをこじ開けることができず、渡は試合後に「自分のせい」とうなだれた。

 クラブ史上初の準決勝進出を決めた札幌。最後は守り抜く形となったが、代表選手を欠いても持ち前の攻撃力は衰えず、2試合トータルで4得点を奪って新たなステージへの扉こじ開けてみせた。ルヴァンカップ全試合に出場している菅野は「もっと伸びる余地があるクラブだなとあらためて感じた」と、札幌の明るい未来を予見していた。

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