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19/08/26[札幌 1-1 FC東京]されど勝点1。両者納得の白熱ドロー

前半はFC東京、後半は札幌。“本来の展開”から試合はヒートアップ

 前節、大量8得点で清水を撃破した札幌が、リーグ最少失点で首位を走るFC東京を迎えた一戦。“矛と盾”の激突とあって注目度の高いカードとなった。

 しかし、試合が始まると予想とは異なる展開に。

「相手の2トップのスピードを警戒し過ぎた」とキム・ミンテが言えば「相手が前に人数をかけてきた」と進藤。自分たちの背後のスペースのケアに意識過剰になってしまい「下がり過ぎて、相手にボールを持たれてしまった」とペトロヴィッチ監督も振り返る。前節の勢いそのままに札幌が攻めて、堅守のFC東京がはね返す構図ではなく、FC東京がポゼッションして攻め込む時間帯が前半は続き、38分にFKから渡辺がJ初ゴールを決めてFC東京が先制した。

 後半、札幌は得点が必要になったこと、結果として早々にジェイの得点で同点にしたことで前への意識が向上。全体がコンパクトになったことで前半とは状況が一変した。札幌がボールを動かしながらFC東京の守備ブロックに挑み、FC東京は要所で永井、ディエゴ・オリヴェイラが強力カウンターを繰り出す、ある意味で“本来”の展開へと移り変わっていった。

 そこからの攻防は見ごたえがあった。オープンな時間帯も生まれてボールが両陣地を行き来し、ハードなフィジカルコンタクトも続いて選手同士がにらみ合うヒートアップした場面も数度。「ヨーロッパのような熱い試合で、観にきた人は楽しめたと思う」と元イングランド代表のジェイでさえも評した戦い。最終的には1-1のままタイムアップとなったが、普段は決して引き分けで満足しないペトロヴィッチ監督が「FC東京相手にこれだけできたのはいいこと」と言い、長谷川監督も「勝点1、されど勝点1」と語る、両者意味のあるドローゲームだったようだ。

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