日本代表・Jリーグ日本代表・Jリーグ

19/08/20[G大阪]攻撃再構築中の青黒。勝機は“耐久力”に見いだす

 一時は残留争いから抜け出したかに見えたG大阪が、再び苦境に立たされ始めている。前節・磐田戦では土壇場でPKを献上し、痛恨のドロー。4試合連続で勝点1にとどまっているチームにはついに16位・鳥栖の足音が聞こえてきている。

 勝ち切れない現状の要因は、試合運びのつたなさにある。「2点目を取り切れないのが原因」と東口はあえぐように絞り出したが、直近の2試合は試合を優位に進めながらも1点のリードを守り切れず、後半アディショナルタイムに失点。夏場に選手の大量流出が続いたG大阪は宇佐美やパトリックら新戦力をチームに組み込む作業を強いられている。

 宇佐美はかつてのパフォーマンスからほど遠く、パトリックも「以前いたときとはチームのやり方が変わっている」と適応への課題を口にする。それだけに、好調の倉田や小野瀬らの奮起は不可欠。特に小野瀬を起点に髙江らが絡んでくる右サイドはチームのストロングポイントになる。

 再構築中の攻撃とは対照的に、守備陣には明るい材料も見えている。「チームを引っ張る余裕も出てきた」(三浦)。開幕当初の不振から完全に抜け出した三浦とキム・ヨングォンは日韓代表CBとしての実力を見せ始めている。スキがなくしたたかな鹿島の攻撃陣に対して大崩れすることなく粘り強い展開に持ち込めれば、勝機は見えてくるはずだ。

 かつては鹿島に引けを取らない勝負強さを見せていたG大阪ではあるが、もはやそんな力関係は過去のもの。世代交代が進むチームの経験値は明らかに鹿島に劣っているが、挑戦者としてアウェイの地に乗り込むのみである。

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.