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19/08/20[鹿島]鹿島に灯された競争の火。今節の選手構成は注目

 土壇場に失点して勝点を落とした浦和、湘南との2試合から、うまく立ち直った。前半戦の対戦では敗れていた横浜FMと大分を、それぞれ上田と相馬という新戦力の一撃が退ける。主将の三竿は「途中から入ってきた選手が決めるというのは強いチームの証拠」と胸を張るように、首位との勝ち点差を『4』まで詰めたいまの鹿島にはいい流れが生まれつつある。

 戦いの基軸となっているのはコンパクトな守備陣形だ。スピードに自信のあるブエノが最終ラインに加わったことで、ラインを高く押し上げることが可能になった。その結果、選手の距離感が縮まり、マークの受け渡しはスムーズに。伊藤ら前線の選手の貢献度も高いため、相手に与えるチャンスも少なく抑えることができている。

 CBの強度は、今季を戦う鹿島の弱点と言われていただけにブエノの台頭は大きい。チョン・スンヒョンや犬飼にも競争の火をつけた。

 ただ、ここから9月8日まで5連戦となり、さらに対戦相手も国内外の強豪ばかりが続く。そのすべてを戦い抜くには、競争よりもチーム全体で質を保つことのほうが重要となる。レオ・シルバ、内田などケガから戻ってきた選手のコンディションをうまく上げつつ戦わなければならない。

 だからこそ、その直前にある今節のメンバー構成には注目だ。力を落とすことはできないだろうが疲れの見える選手もいる。彼らを回復させて、週明けに控えている広州恒大とのアウェイゲームは万全の体制で臨みたい。

 チーム全体にポジティブな流れも生まれている。大胆な起用にも耐え得るタイミングだ。

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