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19/08/20[神戸]かみ合ってきた攻守。神戸の反転攻勢はここから

 前節・浦和戦(3○0)は豪快な勝ちっぷりだった。

 直近のリーグ戦5試合で2分3敗と結果が出ていなかった神戸だが、14日の天皇杯3回戦・大宮戦で勝利した勢いを継続し、反転攻勢のきっかけをつかみ取ったかのような完勝劇。酒井が神戸デビューを飾り、トーマス・フェルマーレン、藤本がホームデビュー、田中は全3得点に絡むなど新加入選手と既存戦力が見事に調和した、スタジアム熱狂の90分だった。

 無失点での勝利も第15節・FC東京戦以来。守備面も前々節・大分戦から組織的な対応力が上がってきた。トルステン・フィンク監督は大分戦から[3-5-2]のシステムを採用したが、3バックの中央を務める大﨑は「3枚でも4枚でも考え方の違いはスライドする、しないの問題だけ。3枚ならよりスライドしないといけない意識が出てくるし、やりやすさはみんな感じていると思う」と語る。両翼の西、酒井が対人守備で奮闘したことも浦和戦完勝の要因の一つだ。

 同時に“ポゼッション”をスタイルの軸に置く中で、後方のボール回しが安定してきたことも大きい。GK飯倉が加わるバックラインに乱れはなく、前線は彼らの仕事に専念でき、攻撃のいいリズムがポジショニングを含めた守備面へのプラス効果も生んでいる。

 今節はフェルナンド・トーレスの引退試合であり、アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャにとって重要な一戦。鳥栖の9番の今後に花を手向けるには、神戸も最高のパフォーマンスを出す必要がある。目指すは第3節・仙台戦までさかのぼるリーグ戦の連勝であり、大﨑は「次も勝って上位に食い込んでいきたい」と巻き返しに意気込んでいる。強い気持ちを持った相手を上回るクオリティーを発揮したい。

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