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19/08/07[浦和 2-2 名古屋]「いけ! 関根」。埼スタ“死闘”のクライマックス

劇的なドロー決着。両者に残ったのは悔恨の二文字

 終了の笛が鳴ると、両チームの選手がピッチに突っ伏した。暑さの中で走り抜いた疲れに加え、“また勝てなかった”という悔恨からの、正直な反応だった。

 立ち上がりは名古屋ペースだった。2分、CKの流れから、右サイドで前田が持ち縦へ鋭く突破。右足で上げたクロスに反応した和泉が決めて先制する。すぐに浦和も反撃。ゴール前まで何度も攻め入ったが決められない。すると25分、ジョーの見事なスルーパスをガブリエル・シャビエルが左サイドで受け、絶妙なタメを作ってファーサイドへ。待っていた絶好調・前田が左足ボレーをゴールネットに突き刺す。前回の浦和戦以来、10試合ぶりの勝利を目指す名古屋が、幸先よく2点を先行した。

 浦和としては、0-2で敗れた前回対戦を思い出すイヤな展開。ただ、その雰囲気をエースが切り裂く。柴戸が体を投げ出したボール奪取でゴール前まで前進すると、その後一度相手に奪われたボールを今度は中央まで進出した関根が拾い、右の武藤へ。ふわりと上げた武藤のクロスに、マークを外して合わせたのは興梠だ。首を痛めていたエースが、しっかりヘディングで合わせて意味甚大な1点を決めた。

 相手の運動量が落ちてスペースが空くことを見抜いていた浦和は、61分に山中を入れてギアを上げる。対して負傷持ちだった宮原、前田を下げざるを得なかった名古屋は、ボールを保持できなくなった。

 ビルドアップの改善があり前傾姿勢となった浦和。トドメを刺そうとカウンターで何度も好機を得た名古屋。攻め合った両者のクライマックスは後半アディショナルタイムだった。山中が上げたクロスに、少しマイナス気味の位置へ入り込んだ関根が魂のヘディング。これが決まって、2-2で試合終了の笛が鳴った。

 スリリングで見どころの多いゲームも、ミスから失点する浦和、勝ち切れない名古屋と変わらぬ課題も見えた。だからこその、皆の悔恨だったのだろう。

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