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19/08/04[なでしこ]これがエース。田中の2発で日テレ連覇

I神戸が先制も、“厚み”のある日テレが逆転

 先の女子W杯に参加したなでしこジャパンメンバーのうち、10人が先発に名を連ねたなでしこリーグカップ1部決勝は、日テレとI神戸のプライドがぶつかり合う熱戦となり、延長戦の末に3-1で日テレが逆転勝利を果たした。

 リーグで首位を走る日テレが序盤から主導権を握ったが、永田雅人監督が「宮澤(ひなた)は一人で相手二人の間を抜けていける選手だが、足の状態もあり、相手の右サイドを割っていくのが想像できなかった」と話したように、早々の26分に遠藤純と交代。一方、日テレの攻撃をしのぎながらカウンターを主体に攻めるI神戸は、前半終了間際に日テレ・清水梨紗のパスミスを見逃さず、最後は中島依美が押し込んで先制に成功した。だがI神戸のリードは長くは続かず、50分に左CKのこぼれ球を有吉佐織が押し込んで日テレが同点とする。攻勢を強めたい日テレは小林里歌子を、反撃したいI神戸は岩渕真奈を投入して、ともに女子W杯メンバーを軸に攻撃を仕掛けていく。だが90分で決着はつかず、勝負は延長戦に持ち込まれた。

 この試合で最も大きな歓声があがったのは、延長後半5分だった。小林のパスを受けた田中美南がチームを救う勝ち越しゴールを決めると、その5分後にもI神戸のパスミスから田中がゴール。3-1とした日テレが2年連続8回目となるリーグカップ優勝を決めた。

 日テレは女子W杯開催中のグループステージで代表組10人が不在だったため、下部組織のメニーナから選手を引き上げて戦った。有吉は「育成組織にもベレーザのサッカーを浸透させてきたクラブとしての強みが出た」と納得の表情。決勝も、長谷川唯、三浦成美、小林という女子W杯メンバーが要所で活躍したが、有吉や田中など女子W杯に出場できなかったメンバーも存在感を示すなど、日テレの選手層の厚さが際立った。

 敗れたI神戸は110分間でシュート3本のみだったが、「カウンターからゴールのにおいのするシーンは作れた」と鈴木俊監督。31日に再開するリーグ戦に向け、「それらを決め切る力をつけてリベンジしたい」と、リーグ3位からの巻き返しを誓った。

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