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19/07/22[川崎F 1-0 チェルシー]終盤に変わった空気。中村→ダミアンで金星

前半苦しむも87分、途中出場コンビで決勝点

 6万人を超える観客が対戦を楽しみにしていたJ1王者・川崎Fとイングランドの強豪・チェルシーの一戦。蒸し暑さの残る夜、ジメジメとした空気を一瞬にして変えたのは川崎Fのバンディエラだった。

 試合は立ち上がり10分ほど川崎Fの時間が続いたが、その後はチェルシーペースで進んだ。「僕らの出方を見ながらすぐにアジャストしてきて、そこからなかなかボールをとらせてくれなかった」とは谷口の言葉。川崎Fが前からプレッシャーをかけにいっても、それが完全に連動した状況でないと、ボランチを中心にいなされてプレッシングが無効化。複数人で奪いにいけば、ポジションの薄いサイドに展開されて攻撃を受けるなど厳しい戦いを強いられた。失点こそ許さなかったが、前半は文字どおりチェルシーに翻ろうされたゲーム展開だったと言っていい。

 ただ後半に入ると、高い湿度や長距離の飛行機移動によるコンディション不良、また複数の選手交代によって、チェルシーのバランスが崩れ始め、プレー強度が低下。徐々に川崎Fが敵陣に進入する場面を増やしていく。

 そして迎えた80分過ぎ。川崎Fのゴール裏から大きな歓声が上がる。鬼木監督から交代のためにベンチに呼ばれたのは中村だ。83分にピッチに立つとスタジアムの雰囲気が一変。“何かが起こるかも”という空気がピッチを支配していく。そして87分、CKのルーズボールを拾った中村が「オレがボールをもった瞬間にニアに人がきていたから、ファーは絶対に空いていると思っていた」と大外にクロス。これをレアンドロ・ダミアンが豪快に頭で押し込み、川崎Fが土壇場のゴールで先制点を奪取した。

 終盤はチェルシーの猛攻を受けたが、ジェジエウとGK新井を中心とした守備陣がシャットアウト。短い時間でピッチに魔法をかけたバンディエラの活躍で、J1王者が最高の形で横浜の夜を締めくくった。

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