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19/07/22[名古屋 2-2 G大阪]起死回生。帰ってきた至宝が放った90+1’の煌き

勝利目前でみた悪夢。名古屋は9試合未勝利に

 手中にしていた勝点3がこぼれ落ちた。

 8試合未勝利が続いていた名古屋。この間7試合で先制点を許す苦しい展開が続いていた。しかしこの試合は意地を見せる。「チームみんなで圧力をかけて先制点をとろうと話していた」と先制ゴールを挙げた前田が言うように、ジョーとエドゥアルド・ネットが見事なコンビネーションを見せ最終ラインを打ち破ると、ネットのパスを受けた前田が無人のゴールに流し込んだ。

 しかし、風間体制になってからの対戦ではすべて3-2の競り合いを演じている両チーム。先制点の4分後に名古屋は現実に引き戻される。浅い最終ラインの裏をG大阪・遠藤に使われると、飛び出したGKランゲラックがボールを処理し切れずアデミウソンに奪われる。アデミウソンは戻ったランゲラックを冷静にかわしてシュートをゴールに流し込んだ。

 その後、両チームともに個人技の質が高く、コンパクトな陣形で一進一退の好ゲームとなる中で、先にスコアを動かしたのは名古屋。44分に和泉のクロスをファーで宮原が押し込んで2-1と名古屋が1点をリードして前半を終える。

 後半は名古屋のペース。追加点は生まれなかったもののG大阪ゴールを脅かし、守備では[5-4]のブロックを敷いて相手に効果的な攻撃を許さない。74分にはジョーを下げ長谷川を投入。前線からの守備も強化する。

 それでもG大阪にはこの男がいた。3年ぶりに復帰した宇佐美貴史。90+1分、右からのクロスをヘディングで合わせて値千金の同点ゴールを決める。「ああいうしびれるところで得点をとる力がある」。最後までピッチに立たせてくれた宮本監督の期待に応えた。

 土壇場で勝点1を拾ったG大阪。一方で9試合連続未勝利となった名古屋。試合後の選手たちの表情は対照的だった。

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