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19/07/21[磐田 1-3 浦和]見違えた大槻レッズ。嵐の前半で勝負あり

浦和今季リーグ戦最多の3発。先制点で分かれた明暗

「後ろからつなごうというスタンスでやっていた」(中山)という磐田の意思に反して、ビルドアップから主導権を握った浦和。10分の先制点もその形から生まれた。最終ラインから縦パスを引き出した興梠と長澤の連係で相手の中盤ラインを突破し、右サイドに展開。その瞬間に左WBの関根が中央で相手最終ラインの背後を狙い、その動き出しで生まれたスペースで長澤が再びボールを受ける。そして、長澤が最終ラインの背後をとった興梠に見事なパスを通し、興梠が冷静なシュートでゴールネットを揺らした。

「(プレスに)いく、いかないという判断が全体で意思統一できていなかった」と鈴木監督が振り返ったように、磐田は早々に失点したことで積極的にボールを奪いにいきたい前線とラインを下げて我慢したい最終ラインとの間で意思統一が図れず、守備が崩壊。22分には、関根のクロスに飛び込んだ橋岡が決めて浦和がリードを広げた。機能しない守備を修正したい磐田も、システムを[3-5-2]から[3-4-2-1]に変えるなど策を施すが、32分には混戦の中から長澤が残した足にボールが当たり浦和が3点目。守備戦術が機能しないだけでなく、攻守の切り替えが遅く出足も鈍かった磐田。今季ワーストとも言える前半の出来に、サポーターからはブーイングも飛んだ。

 磐田は後半頭からアダイウトンを投入。そのアダイウトンが背後への動き出しで浦和の最終ラインを下げさせ、前半からつぶし役として機能していた柴戸、青木のダブルボランチの背後に生まれたスペースで森谷、上原がボールに関与していく。しかし、69分に上原の強烈なミドルシュートで反撃するも時すでに遅し。「後半の“前へ”といプレーを前半から出さなければいけない」と森谷が語ったように、あまりに低調な内容に終始した前半の出来が悔やまれる結果となった。磐田を下した浦和は今季リーグ戦最多の3ゴール。アウェイで力の差を見せつけた。

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