日本代表・Jリーグ日本代表・Jリーグ

19/07/09[川崎F 0-0 鳥栖]雨の等々力で1。遠のいた青赤の背中

決定機は一度だけ。川崎F、鳥栖ブロックを攻略できずスコアレスドロー

 前半戦を終え、迎えたファーストカード。雨中の一戦は、互いに譲らないスコアレスドローにより勝点1を得ることになった。

 前半から攻勢を強めていたのは川崎Fだったが、攻守の連動性という意味では物足りなさが見られた。特に相手がボールをもった際に「相手が割り切って前線に人数を残していたことで、ロングボールに怖がってしまったのかなと。自信をもったラインコントロールが4人合わせてできなかった」(谷口)。チーム全体のラインが低くなり、プレスをかけようにも前と後ろの距離感が遠く連動した守備ができない。そのため遅攻ではチャンスを作り出せても、なかなか素早い攻撃を繰り出せず、鳥栖ブロックの前に手を焼く時間が続いた。

 後半はラインが修正されたものの「もう少しリスクをかけてもよかった」(車屋)。カウンターやサイドからの仕掛けは増えたが、最後まで崩し切る場面を作り出せない。“本当の決定機”と言える場面は41分の脇坂のシュートぐらいで、90分をとおして鳥栖の守備を攻略することができなかった。

 対する鳥栖は相手のパスワークにハードワークで対抗。最後までボールに食らいつく守備とGK高丘の好セーブで川崎Fの攻撃を封じてみせた。後半に決定機があったことを考えれば、「勝機は十分にあった」(キン・ミョンヒ監督)。

 両者にとって勝点1の捉え方は違う。首位・FC東京を追う川崎Fは攻め切れずに『2』をとりこぼし、下位に沈む鳥栖からすればチャンスもあった中での引き分けは次につながる『1』となった。どちらも勝利を目指して戦ったのは間違いないが、満足感という意味では両者に大きな隔たりがあると言えるだろう。

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.