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19/07/08[浦和 1-0 仙台]“背中”完全攻略。仕上げは興梠の“92点目”

“仙台キラー”健在。興梠が浦和史に名を刻む

 5連勝を狙う仙台は、ミラーゲームに持ち込むことはせず[4-4-2]を継続した。両SHが浦和の両WBの対応で最終ライン近くまで下げられ、それによって中盤の2枚が広いスペースをカバーすることになってもよかった。

「背中さえとらせなければ何ら問題はなかった」仙台・渡邉監督は最終ラインの背後をとられなけ
れば失点は回避できると考えていた。

 しかし、42分の失点は興梠に背後をとられた。仙台が守備で縦にスライドさせる中で、岩波の縦パス、武藤のターンとスルーパス、興梠の抜け出しと決定力に屈した形だ。浦和としては、最良の形での先制点だった。前半終了間際という時間帯もよかった。

 “仙台キラー”のゴールでリードすると、「大人のサッカーをしよう」との指揮官の号令の下、浦和はゲームをコントロールして進めていく。後方から丁寧にビルドアップして相手を押し込み、奪われても素早いチェックで自由を許さない。長沢駿へのロングボールと、そのセカンドボールへの対応もよかった。そして、ゴールの次の潮目は51分にあった椎橋の退場だ。この日、多くファウルをとられていた仙台のボランチが後方から長澤和輝を倒してしまい、2回目の警告でピッチを去らざるを得なくなった。これで仙台もリスクを負ってバランスを崩さず、「0-1でやり過ごす時間帯と、1点とって、最低でも勝点1を拾って帰ろう、というところの狙い(」渡邉監督)が強調された。

「追加点を奪いたかった」(興梠)のは本音だが、最後には阿部を投入して逃げ切った浦和。終盤、ハモン・ロペスを入れて[4-3-2]にした仙台にもチャンスを与えなかった。浦和は埼スタでの仙台戦負けなしを継続させ、それに仙台を“お得意様”とするエースのゴールという理想形で勝利を得ている。前節・大分戦で完敗した苦い味を少しだけ忘れさせてくれる、ホームでの安堵の1勝だった。

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