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19/05/24[ACL 鹿島 2-1 山東魯能]鹿島 、焦れずに第一関門突破

勝利へ導いた90分のゲームマネジメント

 山東魯能に敗れても、もう一試合が引き分けに終われば突破が決まる条件だった。しかし、11分にCKから失点。ジウ、フェライニとバレーボールのようにつながれたシュートをGKクォン・スンテがアタックではじき返したが、ボールはすでにゴールラインを割っていた。そんな中、他会場で65分に慶南FCが1点を奪う。このまま状況が変わらなければ、鹿島のグループステージ敗退が決まる条件がそろっていた。

 しかし、選手たちは慌てていなかったという。

「チャンスや(得点をとれる)雰囲気はめちゃくちゃあった。押し込んでいるけどチャンスを作れていなかったらキツかったけど、そうではなかった。本当に続けるだけだった」(土居)。

 ボールを失ってもすぐに回収する攻から守への切り替えは、この試合でも相手を上回っていた。あとはゴールを奪うだけだった。

 55分、永木に代えて山本をピッチに送った大岩監督は、63分に中村を下げて伊藤をゴール前に置く。

 すると68分、左CKのチャンスを得るとニアサイドに山本が走り込んでフリック。後方に流れたボールを相手DFがクリアできずに前にこぼすと、振り向いた伊藤が素早くゴールに蹴り込み同点に追いつく。

 この失点で浮き足立つ山東魯能。

「あれでバランスが崩れた。守るのか、攻めるのか、どうするのか、という感じだった(土居) 」 。

 守備に重きを置いていた山東魯能がバランスを崩して攻めに出たところでカウンターを発動。犬飼からセルジーニョにクサビのパスが入り、レオ・シルバからのスルーパスを再び伊藤が沈める。わずか2分の逆転劇だった。

 最終的なポゼッションは67.9%。大岩監督からの「焦れるな!」という声もあり、鹿島が90分を見据えたゲームマネジメントでラウンド16進出を手にした。

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