メキシコ・その他

19/05/10[ジョホール・ダルル・タクジム 1-0 鹿島]初白星を献上。残ったのは徒労感だけ

散発に終わった攻撃。連敗でGS突破は最終節に持ち越し

 キックオフが近づいてもスタジアムは拍子抜けするほど閑散としていた。試合によっては多くの観衆が詰めかけるジョホール・ダルル・タクジムのホームスタジアムに集ったのは4,860人。スタンドからぐるりと取り囲まれる雰囲気がどんな試合を作るのかは前夜にCLが行われたアンフィールドが証明していた。そろいの黒ずくめのサポーター集団の後押しは強かったが、鹿島を萎縮させるほどではなかった。

 ところが試合は思い描くようには進まなかった。相手のシステムは[4-3-3]。配置のかみ合わせは悪く、どうしてもアンカーに入るハリス・ハルンへ誰がプレッシャーをかけるのか不明瞭になった。

 ただ、せっかくズレを生じさせてもジョホールもそれを生かすことができない。「前で回されているぶんには問題ない」(遠藤)と言うように、鹿島は守備ブロックを割るようなパスは入れさせない。本職のボランチで起用された平戸が意気込み過ぎていたが、危うい場面はほとんどなかった。

 しかし、イラク人主審のセンシティブな判定もあり、誘い込んでボールを奪うシーンを作れない。そのため相手のミスに乗じた決定機は何度かあったが、いずれも散発に終わってしまう。

 すると55分に最終ラインで奮闘していたアイディル・ザフアンが左大腿部を痛めたあたりから鹿島が連続してチャンスを迎える。しかし、中央突破を狙うレオ・シルバが軽いプレーでボールを失うことを繰り返しカウンターの応酬に。高温多湿に体力を削りとられていた犬飼がシャフィク・アハマドを止められずゴールを許す。

 こうなると采配も後手に回る。ジョホールにACL初白星を献上し、徒労感だけが残った。

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.