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19/05/10[ブリーラム 1-2 浦和]灼熱の地で も冷静だった浦和、突破王手

武藤が今季初得点。最後は十八番の堅守発揮

 相手ボランチの脇で前を向いた武藤から、横で待つエヴェルトンにボールが入る。相手はスライドして寄せてきたが、すぐさまエヴェルトンは興梠へ縦パスを通した。最終ラインと駆け引きをして、絶妙なタイミングで抜け出した興梠は、ワントラップから右足を振る。

 グラウンダーのシュートが、ゴール左スミに吸い込まれた。開始わずか3分、自身がもつ日本人最多記録を更新する、興梠のACL通算20得点目だった。

 セットプレー絡みが得点の多くを占めていた浦和にとって、流れの中からのゴールは珍しい。さらに、前半の得点は興梠のPKによる1点だけ。今季初めての、流れの中から決めた前半の得点だった。

 流麗にボールも回り、相手を押し込む浦和。スカウティングどおり、先制点のようにボランチ脇を使ってバイタルエリアまで進入した。

 ただ、ここで落とし穴が。山中の横パスのミスを起点に、ペドロ・ジュニオールに前進を許す。さらにパス精度高いナルバディン・ウェーラワトノドムのリターンから、ペドロにゴールを射抜かれた。ワンチャンスでの失点。同点とされてしまう。

 しかし、灼熱のブリーラムの地でも浦和は冷静だった。23分、興梠が入れた縦パスの流れから、エヴェルトンが粘ってマイボールにすると、抜け出した武藤が左足でシュートをねじ込む。FWの近くでプレーできたエヴェルトン、何度も裏への動き出しをしていた武藤がリンクして、勝ち越し点を奪取した。

 後半はパスのつなぎは少なくなったが、「ラインが結構高かったので、簡単に裏を狙って相手を引かせることを意識した」(鈴木)。その流れで手にした好機はモノにできなかったが、守り切るのはいまの浦和の十八番。消耗する中、戦い抜いて勝利を手にした。これで浦和は2位浮上。最終節のホーム・北京国安戦で勝つか0-0で終えれば、GS突破が決まる。

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