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19/04/22[広島 0-1 FC東京]静寂を切り裂いた 一振り。FC東京、首位奪還

堅い試合となった無敗対決はFC東京に軍配

 1点勝負になる雰囲気はキックオフしてすぐに立ち込めた。広島もFC東京も強度の高いハードワークと強固なディフェンスラインを誇るチーム。ここまで無敗をキープする2チームはともにその特長は絶対に譲らないと、堅実な試合の入りを見せていた。

 手数を出して相手の懐に飛び込んでいったのは、アウェイのFC東京だった。永井とディエゴ・オリヴェイラの2トップが動き出しを続けて広島の3バックを乱しにかかり、その2トップの動きに呼応して後続の選手たちがゴール前に顔を出していく。ダイレクトな攻撃は一定の効果を生み、19分には橋本、39分には髙萩が決定的なチャンスを迎えた。

 ただ、やはり背番号15がいない影響は少なくなかった。前節・鹿島戦で目元を負傷し、今季初めてベンチ外となった久保。長谷川監督も冗談めかして「すごく影響があったと思っている」と語ったが、変化をつけられるプレーヤーの不在によって2トップ頼みの攻撃になった感は否めなかった。

 一方の広島は、より慎重だった。というより、相手の懐に飛び込む手段が乏しかった。これまでどおり左サイドの柏を起点にして突破口を探ったが、そのポイントは当然相手も警戒している。広島のストロングポイントに立ちはだかったのは、日本代表右SB・室屋と久保の代わりに先発した大森。長谷川監督も試合後、「(大森)晃太郎と室屋のところで彼(柏)を自由にさせなかったというのが非常に大きなポイントだった」と二人の働きを称賛した。久保の不在がプラスに働いた面があったというのも、この試合の勝負の綾だったと言えるだろう。

 試合は71分のオリヴェイラの一振りによって決着。攻撃の手数で上回ったFC東京が妥当な勝利を手にし、首位奪還に成功した。今季リーグ戦初黒星となった広島は最後まで攻撃の活路を見つけられず。城福監督は「課題が見えた試合」と総括した。

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