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19/04/22[松本 1-0 鳥栖]松本の韋駄天が踏み出した大きな一歩

 最下位からの脱出を目指して、敵地へと乗り込んできた鳥栖。開幕からの課題である得点力不足を改善するためにフェルナンド・トーレスを先発で起用し、ベンチにも局面を打開できる強者が勢ぞろい。浮上に向けての強い覚悟は伝わってきた。

 しかし先に試合を動かしたのはホームチームだった。10分、パウリーニョが相手の最終ラインの背後をとる浮き球パスを供給すると、これに反応したのが前田だった。快足FWが一瞬の間に加速して飛び出すと、鳥栖DFとの競り合いにも負けず、倒れ込みながらも左足からシュート。これにはGK大久保も対応できず、ゴールネットを揺らす。

 しかし、鳥栖もいい意味で開き直った。両SBが高い位置をとり、高橋義希とイサック・クエンカが縦横無尽にピッチを駆けて、松本守備陣を翻ろう。そして金崎とトーレスが卓越した個人技で存在感を発揮した。

 前半からいくつもの決定機を創出すると、57分にはカウンターからトーレスが相手陣内へと進入。これは高橋諒のプレスバックにより難を逃れたが、個人能力に勝るアウェイチームが流れを引き寄せる。それでもホームチームの粘り強さは本物だった。今季リーグ戦初出場となったGK村山を中心にした最終ラインは集中を切らさず、パウリーニョもゴールライン上でボールをかき出すビッグプレーで貢献。1-0のまま、試合は最終盤に突入した。

 ゴールをこじ開けるべく豊田を入れて、パワープレーを仕掛ける鳥栖。サイドからのクロスに冷や汗をかきつつ、松本はゴール前を固めながら時間を進める。結局、鳥栖の攻勢も得点にはつながらず、ウノゼロで試合終了。松本が今季2試合目の無失点勝利を飾り、3試合負けなしとなった。

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