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19/04/22[川崎F 2-0 湘南]王者がきた ! 川崎F、強く美しい90分

 連勝か、3試合ぶりの勝利か。上位浮上を見据える神奈川の両雄が激突したダービーマッチは、川崎Fが湘南を攻守に上回り完勝を収めた。

「立ち上がりの入りは今までのJ1の中で一番よかった」と曺貴裁監督が振り返ったように、先にペースをつかんだのはアウェイの湘南だった。相手のパスワークに激しいプレスをかけてボールを奪取。スピードを切り替える縦パスを入れて、人が湧き出てくるような攻撃を仕掛けていく。だが、想定外だったのは武富の負傷。前線のキーマンが13分という早い時間帯に交代を余儀なくされたことで、湘南は徐々に勢いを失っていった。

 一方で、川崎Fは少しずつパスのテンポをアップ。奪われても素早い守備でボールを奪い返し、“自分たちの時間”を長くしていく。すると21分、大島の浮き球のパスに馬渡が反応。胸トラップで落とすと、阿部が美しいボレーシュートをゴールに沈めて先制点の奪取に成功した。

 これで一気に流れをつかんだ川崎Fは、攻守に自分たちらしいサッカーを披露する。「WBやCBの背後をとろうというふうに練習をしていて、その意識をもって全員がプレーできていた」とは大島の言葉。湘南を自陣に釘付けにし、左右にボールを散らしながら時折鋭い縦パスを供給して相手の守備を攻略していった。37分には奈良のスルーパスに抜け出した知念がGKとの1対1を制して追加点を奪取。リードを2点に広げた。

 後半は湘南が選手と立ち位置を変えながら攻勢をかけたが、川崎Fは落ち着いて対処。「3点目をとらなくてはいけないゲームだった」と鬼木監督が語ったようにダメを押すことができなかったのは課題だが、しっかりと守備陣が失点をゼロで抑えて勝利をつかみ取った。これで川崎Fは今季初の連勝。王者がついに浮上してきた。

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