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19/04/19[札幌]札幌が渇望し手にした一勝。それを生かすも殺すも今節次第

 前節はC大阪を相手に敵地で1-0の勝利。連敗を止めた。

 ミシャ体制下では初となる3連敗を喫し、その悪い流れを食い止めるべくC大阪戦直前のルヴァンカップ第3節・湘南戦にも主力を投入してまで勝利を手繰り寄せた。普段はスーツで指揮を執るミシャが湘南戦に続きジャージに着替えてまで雰囲気を変えて挑んだC大阪戦だっただけに、前節の勝利がもつ意味は大きい。だからこそ今節は今季の今後を占う一戦となるだろう。1試合勝っただけで終わるのか、渇望した一勝を契機に流れを変えて連勝を果たすのか。現在の札幌の力が問われる場面である。

 前節の勝因はなりふり構わなかったことだ。ミシャが縁起を担いだことなどもさることながら、攻めに人数をかけがちな札幌がC大阪戦では守備意識を高めながら試合に入った。宮澤は「慎重になり過ぎた感はあった」と振り返りながらも「昨季勝てていたころはああいう試合が多かった。その意味では、いいときの感触を思い出せた」とも続けている。

 第3節・清水戦を大量5得点で完勝したこともあり、チームが過剰に前のめりになっていたことは間違いないだろう。「自分たちの実力以上の結果が出てしまい、勘違いしたところはある」と福森は素直に自戒する。だが、チームは目を覚ましたはずだ。いつも強気な指揮官が勝利をどん欲に求める姿勢を見せ、選手たちも昨季を彷彿とさせる戦いを演じてひさびさの歓喜を味わった。「やはり自分たちのベースになるのは、相手よりも多く走ること」と主将の宮澤はチームを代表するように発する。自分たちの原点を思い出した。

「われわれはまだチーム作りのプロセスの中にいる」とミシャ。そう、昨季4位だったからと言ってまだ何も成し遂げていない。しかし、もう慢心もない。原点回帰し、今度はホームスタジアムに歓喜を呼び戻す。

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