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19/03/16[FC東京]U-23を率いる長澤徹監督、「勝つことで学ぶものがある」

 FC東京U-23は16日、J3第2節・岩手戦でホーム開幕戦を迎える。

 今季からチームを指揮するのは、長澤徹監督。昨季までJ2・岡山を率い、今季は古巣のFC東京にトップチームのコーチと兼任する形で復帰した。

 若手育成に定評のある指導者。FC東京U-23は他のJ3クラブとは違い、ただ勝利やタイトルを目指すことが目標ではなく、まず前提としてJ1で活躍できる人材を育てるというタスクが存在する。また同じくJ3で戦うチームを持つC大阪、G大阪は、J1で戦うチームと分けてトレーニングを行っているが、FC東京は週末の試合直前まで全選手が同じ練習メニューに励んでいる。そのため、J3を戦うU-23は対戦相手を意識した練習など、試合に向けたメニューは組まれていない。出場選手も試合前日に知らされるなど、他クラブとは異なる事情が存在している。

 長澤監督は「そのあたりのことはすべて承知の上で、この仕事を引き受けている」と語り、こう続けた。

「このチームはクラブとして近未来への投資という側面がある。つまり、練習試合ではなく公式戦を戦えるという恵まれた中で、そこでプレーする選手たちをいかにJ1の舞台へと引き上げていけるか。そして選手が成長するためには、当然成功体験が必要です。勝負の世界、やはり負けから学ぶものよりも勝つことで学ぶものがある。だから、タイトルなど大きな目標も大切だが、まずは選手が成長する上での勝利ということになる」

 ただ単に勝ち点を重ねていくことが、このチームの成功ではない。集団として、選手として、日本のトップカテゴリーで戦う選手たちに追いつき追い越せの成長曲線を生み出す――。FC東京U-23は、長澤新監督の元、その本質を見つめながら今季を戦う。

文:西川結城(エルゴラッソFC東京担当)

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