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19/02/01Juan Isaac Cuenca Lopez 鳥栖の翼、上々の実戦デビュー

連係はこれから。新生・鳥栖のコンセプトはバルサ式の[4-3-3]

 鳥栖は28日、沖縄キャンプ2試合目となる練習試合(45分×2本)を、沖縄SVを迎えて実施した。ルイス・カレーラス監督が就任して以降、採用しているのはバルセロナ型の[4-3-3]だが、チームのコンセプトはすでにハッキリと表れている。

 特徴的なのは攻撃における幅の取り方だ。両ウイングが高い位置でサイドに張り出し、最終ラインからサイドチェンジを打つ。それをウイングが受けて、仕掛けていく。「ピッチを広く、サイドチェンジというのは有効になるのでやっていく必要はある」とカレーラス監督が言うように、これが今季の鳥栖の攻めの形だろう。しかしまだ、コンセプトを落とし込んでいる段階。「やろうとしていることがあるので(そのぶん)全員がキレイに崩そうとし過ぎるところがある」と原川力が言うように、ラストサードの連係はまだ図れていない状況だ。90分をとおして無得点というのは、それが表れたものだと言える。

 守備面での課題も顕在化した。幅を取るぶん、一人ひとりの距離感は、特にサイドでやや遠くなる。ボールを奪われるとスペースを空けているぶん、そこを相手に突かれてしまう。攻守の切り替えとリスク管理は重要なポイントだ。「すぐに切り替えられるポジションをとることはもっと必要」と安在和樹も課題を明確に口にする。1失点目はPKからだったが、その起因はサイドの攻めから。2失点目、3失点目もサイドを突かれている。

 ケガ人の影響で本来のポジションではない位置でプレーした選手がいたことも3失点の一因だが、まだ実戦は2試合目。今季のサッカーを構築していく上で当然出てくる課題をケーススタディとして体感できたことが何よりの収穫だろう。「いまはコンセプトを浸透させている段階」(カレーラス監督)。収穫と課題を整理し、落とし込むことで成熟を図っていく。

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