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18/10/20[東京V]ロティーナ監督が語る徳島の戦術変更。畠中を失ったからこそ分かる大﨑流出のダメージ

 東京Vのロティーナ監督が21日にホーム味の素スタジアムで行われる徳島戦に向けて、敵将のリカルド・ロドリゲス監督とチーム作りについて語った。

 スペイン人指揮官対決でもあるこの試合、昨季は1勝1敗、今季は徳島のホームで東京Vが4−0と大勝を収めている。「彼のチームは見ていて楽しいし、好きなチーム」というロティーナ監督だが、徳島は夏に主力選手が相次いでJ1に移籍する憂き目に遭った一方でピーター・ウタカとバラルを獲得。「基準となるFWが二人入った。それまでのプレースタイルとは変わっている」と分析した。

 インテンシティーの高いプレスと組織的なポゼッションが特徴だった徳島だが、夏以降はリトリート守備からシンプルにウタカとバラルに当てて押し込む戦い方で勝点を重ねてきた。その戦術変更には、最終ラインからのビルドアップで貢献度の高かった大﨑玲央(神戸)の流出も一因にある。「後ろからボールをつないでビルドアップしたいチームにとっては、ビルドアップ能力の高いCBが非常に重要です。オオサキはとてもいいビルドアップ能力をもっていた」と、ロティーナ監督が対戦相手のことながら気の毒そうに語ったのは、「われわれも、同様に高いビルドアップ能力をもっていたハタ(畠中)を失った」からこそロドリゲス監督の苦衷が分かるのだろう。

 ウタカとバラルで得点を増やした徳島だが、対戦相手に対応を研究されてきたことでここ3試合無得点と苦しい状況。一方、戦術を変えずに貫いている東京Vも、相手に引かれたとき、また相手が強くプレスをかけてきたときの打開力に欠け、自動昇格へ思うように勝星を積み上げられていない。

 ちなみに先日、UEFAのプロライセンス講習で一時帰国した両将は現地で顔を合わせ、「日本のリーグの話はしなかったですが(笑)、スペインのサッカーの話をしました」とロティーナ監督は明かす。互いのチーム作りの哲学をぶつけ合うスペイン人監督対決、どちらに軍配が上がるか注目だ。

文:芥川和久(エルゴラッソ東京V担当)

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