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18/09/22[東京V]「切り替えの局面もとても重要」(ロティーナ監督)。岐阜戦で問われる東京Vの“カウンター力”

 23日に岐阜とアウェイ戦を迎える東京V。ここ5試合負けなし(3勝2分)と好調だが、相手をスコアで圧倒できた試合はなく、終盤は自陣ペナルティーエリアに釘づけとなり、クリアしても拾われてまた押し込まれる展開が続いている。「負けているチームは勢いをもって前にくるし、勝っているチームは無意識的に引いてしまう。理想はボールをもって時間を使うことだが、言うのは簡単で、行うのは難しい」とロティーナ監督。超意訳すれば、「仕方がない」と捉えているようだ。

 しかし、例えばW杯でベルギー代表が幾度も見せたような怒涛のカウンターで脅威を与えることができれば、相手もかさにかかって押し込んでこられないのではないか。前節の熊本戦では、FWドウグラス・ヴィエイラ、FWレアンドロ、MF渡辺皓太によるカウンターのチャンスがいくつかあったが、あれを仕留めたい。今節、人数をかけてポゼッションして攻撃してくる岐阜相手にも、ボールを奪って一気のカウンターは有効なはずだ。

 もちろん監督の哲学、チームのスタイルもある。ロティーナ監督としては「基本的にはボールをつなぎながら攻めたいと思っている」と言う。ただし「切り替えの局面もサッカーの中ではとても重要で、カウンターもその一つの要素」と、決してカウンターを軽視しているわけではないと付け加えた。

 では、どうすればベルギー代表のような鋭く迫力のあるカウンターができるようになるのか? ロティーナ監督によれば「3つのラインが近い距離を保ってディフェンスし、そこから奪って素早く出ていくことが重要になる。中盤のゾーンにボールを奪う能力がある選手が必要だし、サイドにはスペースにアタックしていける選手が必要だ」と言う。

 東京Vには中盤に渡辺、MF内田達也とボールを奪うことに長けた選手がおり、サイドにはMF泉澤仁やFWアラン・ピニェイロがいる。11連敗をなんとか免れようと猛攻を仕掛けてくるであろう岐阜を相手に、切れ味鋭いカウンターでゴールを奪うことができれば、J1自動昇格を狙うチームに新たな武器が加わることになる。

文・芥川和久(エルゴラッソ東京V担当)

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