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20/01/13【高校サッカー】強靭なメンタルを持つ青森山田の怪物1年生

(写真:徳丸 篤史)

 怪物ルーキーは準決勝でも変わらなかった。今大会、青森山田で全試合先発出場中の松木玖生。帝京長岡戦も2列目の位置で起用されると、強烈なインパクトを残した。

 最初の見せ場は1-0で迎えた37分。自陣ゴール前の混戦から相手にヘディングシュートを放たれると、ライン上でクリア。「相手がゴールに近づいたので、このままであれば決められる予感がした。ゴールカバーにうまくいけたと思う」と本人は冷静に振り返ったが、状況を読んだファインプレーだった。

 ピンチを救ってテンションを上げると、今度は敵陣で存在感を示す。後半開始早々の47分、右サイドからクロスが入ると、2列目から松木がファーサイドに走り込む。相手DFにディフレクトしたことでボールの弾道が変わったが、「ダイレクトで打ったら、ふかす可能性があったので様子を見るべきだと感じた」(松木)という的確な状況判断が光り、難なくゴールを決めた。

 攻守で大仕事をやってのけた松木はそれ以外の場面でも圧巻のプレーを見せ、上級生にも容赦なく檄を飛ばした。中学校3年時から飛び級で高校生の試合に参加していたとは言え、大舞台で普段どおりに振る舞うのは並大抵のことではない。今大会はここまで4得点。「自分が結果を出して、チームの勝利に貢献する。最高の景色を見たい」と言い切った成長株が、決勝でも主役になる。

文・松尾 祐希

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