日本代表・Jリーグ日本代表・Jリーグ

19/12/16【Jリーグ】プレーオフでJ1残留を決めた湘南。ハーフタイムに引き寄せた流れ

(写真:Getty Images)

 14日、J1参入プレーオフ決定戦が行われ、J1・湘南とJ2・徳島が対戦。試合は徳島が20分に先制したが、ハーフタイムを挟んだ後半に湘南が追いつき、1-1のドロー。大会規定により、湘南の残留が決まった。

 前週の練習中に梅崎が筋肉系のトラブル。山田は万全でない中で出場を続けており参入戦でついにメンバー入りを回避。杉岡も負傷が長引き、この試合に間に合うかどうか微妙な状況だった。その上、古林も前日練習でトラブルを抱え欠場し、菊地も今季は慢性的なケガに悩まされてきた。攻撃的なオプションが大幅に減ったが、しかしこれが、結果的に湘南に味方したのかもしれない。

 契機は後半からのクリスランの投入だ。前半はプレスがハマらず、シャドーとボランチが振り回され空転し、面白いようにパスを回された。先制されリードを許して折り返すと、浮嶋監督はハーフタイムで早くも交代カードを切る。これまでの交代は、前線でのプレスの強度を維持するためのものだったが、クリスランは明らかに攻撃でターゲットを作るためのもの。先制された場合の展開を想定していたのか、攻撃カードが限定された中での苦肉の策だったのか、そのどちらもなのか。

 いずれにしても、この交代により湘南は早めにクロスを上げることに徹した。その結果、徳島はボールを奪ったとしても後ろ向きになり、自陣に押し込まれる。そうなればカウンターも繰り出しにくく、パスの出しどころをある程度絞れる湘南は再びボールを奪い返し、波状攻撃を仕掛けていく。同点ゴールはそんな流れの中から生まれた。まさに采配が当たったと言えるだろう。

 試合後、クラブは浮嶋監督の続投を発表した。今季はシーズン途中での就任、さらに残留争いの渦中ということもあり、かなり割り切ったサッカーをしていた。来季はキャンプから指揮を執り、一からチーム編成を進めることができる。相手に応じて多様な変化を見せてきた浮嶋カラーが、来季はどんな色を見せるのか。いまから期待は高まるばかりだ。

文・中村 僚

日本代表関連の生放送予定 

EAFF E-1 サッカー選手権2019 決勝大会
・日本 vs 韓国
 12月18日(水)夜7:00〜(生中継 フジテレビ系)

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.