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19/11/26【Jリーグ】FC東京にあった“力み”。あとはこれを生かすのみ

(写真:Getty Images)

 FC東京は23日のJ1第32節、ホームでの湘南戦に敗れ、首位から陥落した。

 これがタイトルを争う、ということなのだろう。ここまでも熾烈な争いをしてきたが、心理的負荷がかかるのはここから。タフなチームが勝つのである。

 J1優勝経験のないFC東京。準備段階では、“一戦勝利”の泰然なスタンスに変わりなかった。ただ、フタを開けてみると、「明らかにみんなバタバタしていた」と森重。普段と比べて体も心も硬直した。橋本は「個人的には全然ダメ。これがプレッシャーからくるものなのかは分からない」と首を傾げた。優勝を左右する特別な時間が続くからといって、一張羅の服装でぎこちなく振る舞う必要はない。あらためていかに普段着で戦えるかが、生命線になるのである。

 もう一つ、彼らには力んだ理由がある。約3カ月ぶりとなる待望の味スタ帰還。その気持ちで逆に鼻息荒くなり過ぎてしまった。優勝に向けて。そして多くのサポーターに向けて。そんな思いが動きを硬くした。

 試合後の長谷川監督に聞いた。「ウチだけではなく、マリノスも松本相手に開始早々に点を取ったけど、その後試合は動かなかった。鹿島も広島とスコアレス。この終盤はどのチームもそんな簡単には点を取れない。みんな必死ですよ」。硬くなってしまった選
手たち。指揮官もベンチからさまざまな思いで見つめた。「もっと自分でシュート打てばいいのにとか、シンプルにボールを動かせばいいのにとか。今日は選手も選手なりにいろいろ考えて試合をしてしまった。ただ、それもこの時期なら仕方ないこと」。

 首位陥落は本望ではない。ただ、多くの優勝争い、そして戴冠経験のある長谷川監督はこう言い切る。「そんな簡単にいかない。(優勝争いは)こういうもの。ここで選手たちも硬くなる経験ができた。次に生かさないと」。次節・浦和戦は勝利必至。そして最終節に待つ横浜FMとの直接対決。2位から突き上げ、最後の優勝決定戦で悲願成就を狙う。

 硬くなっても気負っても。もはややることがハッキリしたFC東京。優勝までもう待ったなしで走り切るのみである。

文・西川 結城

Jリーグ関連の生放送予定 

J1リーグ 第33節

・FC東京 vs 浦和レッズ
 11月30日(土)昼2:00〜(生中継 TOKYO MX、テレ玉)
・ベガルタ仙台 vs 大分トリニータ
 11月30日(土)昼2:00〜(生中継 ミヤギテレビ)

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