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19/11/23【ACL】打倒カリージョ。関根貴大の静かなる闘志

(写真:Getty Images)

 想像以上だった。

 ACL決勝の相手アル・ヒラルに在籍するアンドレ・カリージョ。ロシアW杯で輝いたペルー代表の右サイドアタッカーだ。ポルトガルのスポルティングでリーグ戦110試合に出場、その後ベンフィカ、さらにプレミアリーグ・ワトフォードで活躍したのち、昨季、10億円と言われる移籍金でアル・ヒラルに加入していた。そんな名手が、決勝第1戦で関根の対面に登場したのだ。

 試合で彼はその実力を大いに発揮した。何度も、何度も右サイドを突破。関根は時に吹っ飛ばされるなどして、彼に蹂躙された。元来、1対1に強い関根が直面した世界的名選手は、ヘディングで唯一の得点も記録。そのゴールも、関根のサイドから。右SBモハメド・アル・ブライクが上げたクロスから決まっている。

 西川が「相手の特長はサイド攻撃」と分析したように、超強力なアタックをどう止めるかが、浦和最大の焦点となる。全体としての守備練習以外にも、サンドバッグを持った二人にぶつかりにいくタックル練習を取り入れるなどして、チームは対策を練ってきた。「自分たちが準備してきたことを表現できれば、違う形になる」。関根もそう考えている。

「思うようにやられたけど、それを90分、味わうことができたのはポジティブ」。淡々とした口調ながら、カリージョとの再戦に向け、関根は静かな闘志をたぎらす。

「このまま負けて終わるのはイヤ。悔いがないように全力で、持てるものすべてを出して勝ちたい」

 攻撃では、SBが上がった左サイドの裏をファブリシオがえぐり、関根がマイナスの折り返しを受けて放ったシュートが第1戦での数少ない好機だった。そうした、攻撃の糸口は見えている。

「同じ形では終わらない」

 2年前は途中の移籍でアジア制覇の場面でピッチに立っていなかった。第1戦のリベンジ、そして悲願の戴冠へ。優勝させるために帰ってきた男のひと仕事は、実に大きな意味をもつ。

文・田中 直希

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