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19/11/18【U-22日本代表】初の国内試合で突きつけられた厳しい現実
(写真:Getty images)
日本のプレーにため息が聞こえ、コロンビアのダイナミックな攻撃に驚きの声が響く。東京五輪世代となるU-22日本代表が国内で初めて行った親善試合。0-2という結果が示すとおり、日本は多くのサポーターが見守る前で完敗を喫した。
「これまでの成果をお披露目できる機会だと思っている」。森保一監督がこの試合を行う意義についてそう明かしたように、コロンビア戦は東京五輪を見据える日本の現在地を知る試合だった。すでにA代表に選出されている久保建英、堂安律、板倉滉がメンバー入りし、「現時点でのベストメンバー」(森保監督)をそろえることでコロンビアからの勝利を目指した。
だが、試合を終えて分かったことは、まだまだ目標となる“金メダル”は遠いということ。チームとしての攻撃の形を見いだすことができず、チグハグな攻撃に終始。守備に関しても1対1の競り合いに勝てず、後手に回るシーンが何度も見られた。
また後半途中には、この遠征中にほとんどトライしていなかった4バックに変更。慣れないシステムに加え、慣れないメンバーを並べた状況も相まって、チームはどんどんバラバラな様相を呈していった。結果、守備では2失点を喫し、攻撃では最後までゴールを奪えぬまま試合は終了した。
勝利を披露するはずだった試合で、日本は厳しい現状を突きつけられる形となってしまった。
「本当に勝たなければいけなかったし、もっともっとやらなければいけなかった。初めてこうやって日本の広島で試合をして、これだけのお客さんが見ている中で、自分たちの戦いを見せていかないといけなかった。僕たちは『東京五輪の金メダルを目指しているんだぞ』というのを、もっとプレーで表現していかないといけなかったと思う」(板倉)
個だけでなく組織としても課題が山積みな試合を経て、チームはどのように前に進んでいくのか。東京五輪までまだ時間はあるが、そうも言っていられない現実が広島の地にはあった。
文・林 遼平
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