日本代表・Jリーグ日本代表・Jリーグ

19/11/04【Jリーグ】攻撃に差し込む光。磐田は生き残れるか

(写真:Getty Images)

 J1最下位の磐田が、2日の静岡ダービーでライバル清水に勝利。残留へ望みをつないだ。

 内容以上に結果がすべてのダービーだった。

 J1残留へ窮地に追い込まれたチーム状況。ダービーという独特な雰囲気でかかるプレッシャー。メンタル面を左右する外的要因も多かったが、そのプレッシャーをはね返し、磐田が勝利を手繰り寄せた。

 もちろん、試合序盤に相手が数的不利になったことで磐田ペースに拍車がかかったたことは前置きしなければならないが、それでも「自分たちが用意していたプランに沿う内容だった。特に前半は、狙っていた形を出して先制点を奪えた」とフェルナンド・フベロ監督が振り返ったように、意図した形から相手を押し込んだ。ブラジル人コンビの2トップが積極的に相手SBの背後に流れて起点を作り、内側にポジションを取っていたSHはもちろん、そこへSBも積極的に絡んで攻撃参加。今季見られることが少なかった厚みのある攻撃を展開してみせた。「サイドで数的優位を作って崩したいという狙い」(宮崎)、準備していたプランがうまく機能した形だ。また、相手が[4-4-1]のブロックを構築した時間帯は、最終ラインでボール保持率を高め、フベロ監督が就任してから繰り返してきたサイドチェンジも効果的に使い、敵陣深いエリアまで進入する回数も増加。選手らも「相手が10人ということもあったけど、それを差し引いても自分たちがやろうとしていることはできた」(大井)と手ごたえを感じており、攻撃の狙いを体現できた点は、今後に向けて大きな収穫と言える。

 課題に目を向ければ、前半で試合を決め切れる場面もあった。「クロスやシュートの質は改善の余地がある」とフベロ監督も語るとおり、さらなる成長は必須。それでも今季攻撃面で苦心してきたことを考えれば、攻撃が形になり始め、今季初めて2試合連続で複数得点を奪えたことは明るい材料。そして何よりも「精神面においてもこの勝利は大きい」(フベロ監督)。

 残り4試合を「このままでは終わらせない」(藤川)。奇跡を起こす道のりは依然として険しいが、まだ閉ざされていない。

文・森 亮太

Jリーグ関連の生放送予定 

Jリーグ 第32節

・浦和レッズ vs 川崎フロンターレ
 11月5日(火)夜6:30〜(生中継 テレ玉)

AFC チャンピオンズリーグ2019 決勝

・アルヒラル vs 浦和レッズ
 11月9日(土)深夜1:15〜(生中継 日本テレビ、BS日テレ(4K)、日テレジータス

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.