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19/10/25ルヴァンカップ決勝。川崎F、優勝へのカギをにぎるのは若きボランチ

(写真:Getty Images)

 今季のルヴァンカップの出場試合はゼロ。東京五輪を見据えたU-22日本代表に招集されていたために出場することがかなわなかった田中は、最初の試合でファイナルの舞台に立とうとしている。“連れてきてもらった舞台”だからこそ、この試合にかける思いは強い。

「この試合に負けたら“自分の責任”ぐらいの覚悟を持って挑みたい。準優勝してきた過去を優勝に変えられるチャンスがあるという意味ではすごく楽しみだし、必ず優勝したいと思っている」

 現在、ボランチのポジション争いはし烈を極めている。ケガで長期的に欠場していたチームの大黒柱・大島が復帰し早速安定感のあるプレーを見せるなど、攻守を循環させる存在として日増しに存在感を高めている。守田もかつての力強さとしなやかさを取り戻しており、下田は正確な左足のキックと運動量で周りとの違いをアピール。誰もが決勝でのチャンスを欲している。

 ただ、この試合を前に守田が負傷し、ルヴァンカップに『U-21枠』の制度があることから、田中がボランチで先発に抜擢されることは間違いない。チームの生命線となるポジションで大島の存在が秀でていることは明らか。つまり、横に入る田中がどんなパフォーマンスを見せるかがポイントになる。

「決勝で結果を残したいという思いもあるし、チームを勝たせられるようなプレーができればいい。気負う必要はない。自分のプレーを出せればいい」

 田中のよさは積極性にある。今月行われたU-22日本代表のブラジル遠征ではブラジルから2ゴールを奪った。そのときのように積極的な仕掛けを見せることで敵陣を打開することができるか。大島と違う特徴を見せることでチームを優勝に導きたい。

文・林 遼平

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