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19/10/09【Jリーグ】ついに首位へ。鹿島の真髄、ここにあり

(写真:Getty Images)

 これぞ鹿島という試合ぶりだった。前半早々にセットプレーから先制点を奪うと、「CBを中心にして相手のよさを消す」(大岩監督)作業を全員で徹底し、伝統のウノゼロを完遂した。

 驚くのは“鹿島歴”の短い選手たちが、存分に“鹿島らしさ”を発揮したことだ。先発したメンバーの中で5年以上の在籍期間を持つのは、土居と中村の二人だけ。それでも在籍年数の浅い選手たちが長年このクラブで戦ってきた選手と同等の老獪さを見せ、懸命にハーフスペースを攻略しようとするロティーナセレッソを手玉に取った。

 ただし、内容的には始めから差し込まれた。前回対戦(第15節/2○0)でも相手の左サイドから優位性を作られ、右SHのレアンドロと右SBの永木はきりきり舞いさせられた。今回も丸橋がワイドに張り出し、柿谷が中にポジションを取るところへ木本らがボールを運ぶため、2対3の数的不利を作られてしまう。GKクォン・スンテの活躍がなければすぐに同点とされたことだろう。

 しかし、13分で柿谷に抜け出されたあとのCKを防ぐと、伊東とセルジーニョ、永木で守り方を確認。ボールを運んでくる選手をセルジーニョ、ワイドの選手を伊東、インサイドにいる柿谷を永木が見ることを徹底。それによりその後は大崩れする場面は少なくなった。

 話し合いの主導権を伊東が握っていたという。

「僕と亮太くん(永木)とセルジ(セルジーニョ)で、誰がどこについてどこを埋めるのかがハッキリしなかった。あの時間で全部話しながら決まり事みたいにした。僕が決めちゃったところがあったけど」

 話し合うだけでは対応策を決めるところまで達しない。短い時間の中で、解決策を提示したのが主将の永木ではなく、右SBの2番手とも言える伊東だったことは興味深い。

 問題が起きたとき、解決するのを他人任せにしていたら話し合いの時間も意味はない。伊藤はボランチで初先発した白崎の負担を減らすため、「犬飼と話して、前からいくのを止めた」と言う。チームのために何をすべきか。その積み重ねが結実した勝点3だった。

文・田中 滋

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