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19/09/28【Jリーグ】青黒の至宝・宇佐美貴史、絶対アウェイの長居に初見参

(写真:Getty Images)

 今夏、3年ぶりにガンバ大阪に戻ってきた宇佐美貴史。チームのルヴァンカップ4強進出に貢献するなどその力量を見せ始めている中で、今節迎えるのは大一番を迎える。

 昨年のロシアW杯を含めて、数々の大舞台を経験してきた宇佐美だが、いまだにピッチ上で体感したことがない戦いがアウェイの大阪ダービーだ。

 09年にトップ昇格してから11年目にして迎える敵地での大阪ダービー。10年にはベンチ入りは果たしたものの出場はなし。かつて「至宝」と呼ばれた男にとって、今回のダービーは特別なものになるはずだ。

 過度に気負いはないが、一選手だけでなく、サポーター目線も併せ持つアカデミー育ちの宇佐美だけに、自ずと“大阪ダービー”が意味するモノは自覚済みである。

「たかが1試合かもしれないが、されど1試合。特別な感情はあるし、見にきてくれるサポーターも同じボルテージを持って応援してくれる」

 G大阪が常勝軍団だった時代だけを知る宇佐美にとって、C大阪をはるか下から見上げる現状の12位で迎える今回のダービーについては、「現状は相手が上。僕らはチャレンジャーとして挑む」と過去の実績にはとらわれてはいない。

 7月の再デビュー後、わずか1得点。本領を発揮するには程遠いパフォーマンスが続いていたが、前節の鳥栖戦ではようやく本来の宇佐美を感じさせるプレーを随所で見せはじめた。まるで、このダービーに照準を合わせてコンディションを上げてきたかのように。そんな背番号33にとって、ダービーでのゴールは完全復活を高らかと宣言するものになるはずだ。

 宇佐美は言う。「ダービーで結果が出れば、個人としても調子に乗っていける。得点を全力で狙っていく準備とイメージをすでにいまから持っている」

 ヤンマースタジアム長居のピッチ上に初見参する宇佐美貴史。ピンク色が大半を占めるアウェイの地を静まり返らせる快感を味わう時がきた。

文・下薗 昌記

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