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19/09/16【Jリーグ】天王山に敗れた首位・FC東京。その試合後に

(写真:Getty Images)

 14日に行われた2位・鹿島と首位・FC東京の2019年J1天王山は、鹿島の勝利に終わった。

 0-2は完敗スコア。セットプレーとワールドクラスのミドルシュートから失点。FC東京は鹿島らしいしたたかさの前に、屈した。

 試合終了のホイッスルが鳴った直後。主将の東は仲間全員に自ら歩み寄り、力強く握手を繰り返した。先頭に立ち、熱い声援を送り続けたゴール裏に視線を上げて進む。周囲では、試合直後から選手たちが身振り手振りで話をしている。MF同士、DF同士、すぐにプレーについて意見をかわす姿。手痛い敗北に、感情が打ちひしがれてもおかしくない状況でも、彼らは建設的だった。

 清々しい負けなど、ないのかもしれない。FC東京の面々にも悔しさは詰まっている。ただ、「負けても充実感がある。この感覚を大事にしたい」と東は言う。主将は今季、常に胸を張る。集団も瞬間的な悔恨をかみ締めながらここまできた。03年以来勝利のない埼玉スタジアムでの浦和戦は、終了間際の失点で同点に終わった。ホームでの多摩川クラシコは川崎Fに完膚なきまでに叩かれた。そして、この鹿島戦。優勝争いをしていてもなお、FC東京は大事な一戦で勝てていない。それでも悔しさの都度、過去にはないはね返りの精神とプレーを示し、勝点を重ねてきた。失敗を成功体験にできている。首位にいるのはそれが理由だ。

 選手たちの声を拾うと、修正と自信のバランスが整っていた。

「スキを突く強さが鹿島にある。その強さを僕たちも学べば優勝するチームになれる。まだ時間はある」(髙萩)、「2失点とも止めてあげたかった。また練習に励みたい。ただ、チームは成長している。ここから挽回できる」(林)。一人、山のようにあった好機を逸した前線を代表して、永井は「僕の責任。本当に申し訳ない」と“すべき反省”の弁を述べた。バスに乗り込む直前、背中を丸めるその永井の横を通った長谷川監督が一言。「もう、コイツが決めてりゃ勝てたのに!」。顔は、笑っていた。「見ていてください! 次は決めます」。即座に答えた永井。次節は注目だ。

 取材ノートには後半の決定機が7度記されている。決め切れなかったFC東京は勝負弱かった。ただ、皆が分かっている。「90分間があっという間。すごく楽しかった」(室屋)というこの負け試合が持つ意味を。今季は、ただでは転ばない。

文・西川 結城

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・浦和レッズ vs 上海上港
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 9月18日(水)夜6:45〜(生中継 日テレジータス、日テレNEWS24)

天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会

・ジュビロ磐田 vs 清水エスパルス
 9月18日(水)夜6:55〜(生中継 フジテレビNEXT
・サガン鳥栖 vs セレッソ大阪
 9月18日(水)夜6:55〜(生中継 フジテレビONE
・サンフレッチェ広島 vs 大分トリニータ
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