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19/08/28【ACL】鹿島、天敵との再会。パウリーニョを止めろ!

(写真:Getty Images)

 28日、鹿島がACL準々決勝で広州恒大と対戦する。

 広州恒大と前回対戦した17年は、植田、西、遠藤、レオ・シルバと主力にケガが相次いだ。特にCBを本職とする選手がおらず、急きょ、CBでプレーしたのは三竿だった。

 初めてのACLを前に、いま思えば少し表情はこわばっていたかもしれない。

「まともにやったら身体能力では負ける。そこは駆け引き。体を当てないでつつくとか、駆け引きしてボールを取らないといけない」

 そう言って試合に入ると、昌子のリードの下、ガオ・リンやアランと対峙。見事に相手の攻撃を封じた。しかし、右CKが流れたところをパウリーニョに合わされてしまう。マークしていたのは三竿ではなかったが、たった一つのミスが失点につながる厳しさを味わった。

 あれから2年が経過した。まだまだ若手の一人として、ほかの選手の背中についていくだけだった背番号20は、大きく成長を遂げ、いまやキャプテンマークを巻くまでに成長している。

 この試合にくる前、リーグ前節のG大阪戦ではそれまで活躍してきたブエノや小泉にミスが出てドローに終わった。しかし、「ミスは誰にでもある。そんなに気にしていない」と、失点に直結するミスを責めることはせず、すぐにこのACLに向け「周りがどうサポートしていくかが大事だと思う」と切り替えた。サポートされる側だった選手が、いまは誰よりも周りを助けられる存在になった。

 対面に位置するパウリーニョの突進はワールドクラスだ。今季のリーグ戦でも22試合出場15得点と圧倒的な決定力を放っている。ドリブルでボールを運ぶだけではなく、運びながら右足から繰り出されるパスもある。守る選手には非常に対処しづらい相手だ。それを止められる選手が中国国内にいないからこその15得点なのだろう。

 三竿一人で止める必要はない。レオ・シルバ、犬飼、チョン・スンヒョン。あるいはGKクォン・スンテとも連係してゴールを阻止する。それで十分だ。しかし、個の対応が問われる場面は、90分の中で必ずくる。G大阪戦では突破を図るアデミウソンを、昌子から学んだボールの奪い方を使い、一人で食い止めた。

 三竿健斗の“いま”が問われる。

文・田中 滋

Jリーグ関連の生放送予定

 

AFCチャンピオンズリーグ2019 準々決勝

・広州恒大 vs 鹿島アントラーズ
 8月28日(水)夜8:45〜(生中継 日テレNEWS24)

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