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19/08/19【Jリーグ】首位・FC東京の独走に「待った」。広島が勝利、立役者は20歳の守護神

(写真:Getty Images)

 17日のJ1第23節、広島が首位のFC東京をアウェイで撃破。独走に待ったをかけた。スコアは1-0。完封勝利の立役者の一人が、広島の若き守護神・大迫敬介だった。

 20歳とは思えない、どっしりとした安定感。この試合は被シュートが少なく、派手なセーブはなかったが、現代GKに求められる足元の技術の高さは出色のものがあった。FC東京の果敢なプレスもどこ吹く風。「パスを通す怖さはある。でも練習で繰り返しているからこそ、本番でも勇気を持ってできる」。敵と敵の間に冷静にボールを通し、攻撃の第一歩となる。大迫の堂々たるプレーが、広島の最後尾で際立った。

 年齢に似合わない落ち着き。これをどう表現すればいいのか。すると、ある人物が言い得て妙な言葉を発した。

「すでにもう『おじさんみたいなプレー』だよね」

 楢﨑正剛が語ったその一言は、もちろん褒め言葉である。さらに彼が続ける。「大迫くんはいい。プレーの選択、たたずまい。若いGKはなんでも無理にやろうとして、ミスになることもある。でも彼は確実に一つひとつのプレーを実践している。何よりあの若さでA代表に入ったのはたぶん(川口)能活や自分以来。それがものすごくうれしいよね」

 経験がモノを言うポジションだ。大迫本人も「相手の林さんもすごくレベルが高い。こういう試合や代表戦で刺激を受けることで成長につなげたい」と語る。ただ、一つクロスボールを被ったように見えた場面については、「あれはむしろ少し触っていたので、コースを変えられた」とポジティブ。冷静さに強気な部分があることも垣間見えた。

 相手の猛攻が続いた終盤にも、正確なパントキックひと蹴りで味方にボールを届け、形勢を逆転させた。この落ち着き、本当に20歳なのか。あらためて、楢の「すでにおじさん」という表現が、大迫にはしっくりくる。

文・西川 結城

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