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19/08/19【Jリーグ】常勝軍団にまた一人頼もしき新戦力。“鹿島の相馬”の一撃

(写真:Getty Images)

 17日のJ1第23節、鹿島がアウェイで大分に勝利。首位との勝点差を「4」に詰めた。決勝点を挙げたのはこの夏に加入したばかりの“鹿島の相馬”だった。

「自分でもびっくりしているんです」と笑顔がはじけた。

 左SBの小池裕太から大きなサイドチェンジを受け取ると迷うことなく1対1を仕掛けた。

「WBの裏は空いているというのが分かっていたので、僕が出たらそこを狙うつもりだった。前半、自分が見た感じだと1対1になって、そこのスペースが大きいシーンとかあったけど、そこで個人でいけていないと思った。個人の突破が持ち味なので、僕が入ったらそこでいきたいなと思っていた」

 90分を終えて両チームのシュートは計7本。なかなか均衡が破れない展開が続く中で、大岩監督が言う「ギアチェンジ」の役割を見事に果たした。

「僕は縦が得意なぶん、対応していた選手の重心が縦にきていたし、あんまり左足は持っていないだろうと思われていると思っていた。うまく逆を取れたのでよかった」

 そう言って、挨拶代わりの決勝ゴールを喜んだ。

 驚いたのはそのあとだ。先制を許した大分は、その後並びを[4-4-2]に変えて猛攻を仕掛けてきた。ゴールだけでなく、それをしっかりはじき返したことを指摘したのである。

「僕のゴールはゴールでもちろんいいシーンだったと思うけど、やっぱり最後の苦しい時間帯をチーム全体で守り切れたこと。僕はそこが一番よかったかなと思います」

 Jリーグが発足して以来、鹿島はずっと“ジーコスピリット”を根幹にチームを作ってきた。その浸透度はすでにクラブの範疇を超え、他クラブの選手にまで波及する。今季加入した選手たちは伊藤翔、白崎凌兵を筆頭に、名古新太郎、小池裕太、小泉慶、上田綺世、誰もがそのなんたるかをすでに十分に理解してプレーしている。

 そして、そこにまた一人。

「まず守備からしっかり入ること」と胸に刻んでピッチに入り、ゴールを決めればエンブレムを叩き、「とにかく試合で大切なのは結果なので」と締めくくる。

 4つのタイトルを目指す鹿島に、相馬勇紀が加わった。

文・田中 滋

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