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19/08/14【Jリーグ】三竿健斗、鹿島の新たな闘将の誕生

(写真:Getty Images)

 チームを勝たせる選手になる。

 3年前の16年、三竿が育った東京Vを離れて鹿島移籍を選んだのは、そのためと言っても過言ではないだろう。

 Jリーグで最もタイトルを獲得してきたクラブの一員となり、小笠原満男のキャプテンシーを肌で感じることが理想の選手に近づく最良の道となる。そう信じて歩んできた。

 その信念は強く揺るぎない。今夏、同い年の鈴木や一つ上の安西という盟友が海外移籍を選んでもまったく動じなかった。

「僕には鹿島でやることがある」

 置いていかれた焦燥感を微塵も感じさせず、ケガ人や移籍続きで、その姿をとどめるのに必死なチームを勝たせることだけに集中していた。

 昨冬、フランスに旅立った昌子が後を任せるに足る人物として名前を挙げたのが三竿だった。

「(三竿)健斗が試合に出るようになって満男さん(小笠原)が出られなくなった。アイツの中で満男さんへの思い出もある中で、そういうのは継いでいくんじゃないのかな」

 横浜FM戦、三竿が見せたプレーは圧巻で、存在感は絶大だった。ボールを奪い取り、勝負を決めるパスを出す。その姿は何度も昌子や小笠原を彷彿とさせた。なにより同点に追い付かれたあと、意気消沈しかねないチームを鼓舞し続け、反撃の気運をスタジアム全体にもたらしたのは三竿だった。

「優勝するにはこういう上位対決で勝たないといけない。今日勝たないと優勝は厳しくなるとみんな思っていた。僕は決勝戦の気持ちで臨んだし、スタジアムもACL決勝と似たような雰囲気があった。この中でサッカーができたことをサポーターに感謝したいと思う」

 三竿の腕にはキャプテンマークが巻かれていた。その重みと伝統を受け継ぎ、チームを勝たせられる選手が、また一人誕生した。

文・田中 滋

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